ワンちゃんのADHD(注意欠如・多動症)とは?

ヒトの病気として認識されているADHD(正式な名称は注意欠如・多動症といいます。)は、落ち着きがない、忘れることが多い、整理整頓が苦手などの症状を示す発達障害です。

このADHDはワンちゃんにも起こると考えられていますが、ワンちゃんのADHDは診断が難しく、まだまだ解明されていないことがたくさん、というのが現状です。

では、ワンちゃんのADHDではどのような症状がみられるのでしょうか?

 

·長時間にわたり興奮状態が続く、落ち着きがない

·突然走りだすことが多い

·吠え続ける

·何度も人にとびかかる

·トレーニングすることがとても難しい;いろいろなトレーニング、特に専門家のトレーニングを試みてもコントロールすることが難しい。

 

ただ、興奮しやすいワンちゃんや元気なワンちゃんでも上記のような行動をとることはあります。もし、上記のような、もしくはそれ以外の問題行動に悩まされている場合には、まずは問題行動の専門家(行動学に詳しい獣医師やトレーナーさん)に相談してみることをお勧めします。


また、元気すぎて落ち着きのないワンちゃんでは、以下のような点についても確認してみましょう。

【フード】

ワンちゃんの年齢や犬種、生活環境により1日の必要なエネルギー量は異なります。過剰なエネルギー量のフードやおやつ、添加物を与えていると興奮状態をもたらす可能性があります。特に糖分や炭水化物など、適量を摂取できているか確認してみましょう。年齢や体重、飼育環境に合わせてフードを選ぶことも大切です。

【運動】

多くのワンちゃんにとって日常的な運動はとても大切です。お散歩も運動にはなりますが、興奮しやすい元気なワンちゃんでは、走る、ボール遊びをするなどの運動も重要です。お外が苦手なワンちゃんでも家の中で運動することは可能です。各ワンちゃんの年齢や性格、犬種に合った運動を心掛けましょう。

【遊び】

パズルなどのおもちゃを使った遊びは脳を刺激することができ、ワンちゃんを落ち付かせる効果が期待できるといわれています。どのようなおもちゃんに興味を示すのかは個体差があるため、各ワンちゃんが好きそうな知育おもちゃでの遊びを試してみましょう。

【トレーニング】

ワンちゃんの基礎的なトレーニングは8週齢くらいから始めることができます。812週齢という時期は社会性を学ぶためにとても重要な時期になります。また、12週齢を超え、ワクチン接種が終わっていれば、パピークラスに参加できるようになります。パピークラスではしつけを学ぶことができるほか、ほかのワンちゃんとのコミュニケーションや社会性を学ぶ機会にもなります。

若い時にトレーニングを受けていなかったワンちゃんでも、大きくなってからトレーニングを受けることは可能です。各ワンちゃんに適した方法を選ぶことも大切なので、獣医師やトレーナーさんなど専門家のアドバイスを受けるとよいかもしれません。


上記のような適正フードの使用、日常的な運動、お散歩や遊び、トレーニングを試みても落ち着きのなさのような症状が続く場合には、ADHD以外にも脳などの病気が関与している可能性もあるため、動物病院で診察を受けることをお勧めします。

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